3.履歴書の書き方

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基本ルールを踏まえつつ自分の言葉で意欲を表現する

履歴書は、まだ会ったことのない転職希望先企業の人事担当者に向けた最初のプレゼンテーション資料です。どんな企業でも要求される書類となるため、つい形式的に考えがちですが、応募者の大多数が履歴書の書類選考で落とされているという事実から目をそらしてはいけません。

これは、書式が決まっているだけに、他人との比較がしやすいことが要因となっています。ぜひ他の応募者と差がつく履歴書を作成して、人事担当者の心を動かし、次のステップヘコマを進めましょう。

履歴書を書く際に大切なことは、第1に基本のルールを守り、丁寧に記入していくこと。第2に志望動機や本人希望記入欄は、ありきたりの表現を避けて、自分なりの言葉で入社の意欲を書き込むこと。
そして第3に、なるべく空欄のないよう、できる限り多くの情報を正確に書くこと。

これらの点に注意することによって、他人の履歴書に対して差をつけることができます。
ちょっとした点に気を付けることで、読みやすさがぐっと増すのです。

履歴書のサンプルはこちらです。下記の説明と合わせてご確認ください。

1.写真こそ履歴書の顔。「会ってみたい」という印象が大切です。

履歴書の顔写真は、第一印象に大きな影響を与えるだけに、ビジネスにふさわしい服装、髪形で、表情にも意欲があふれているものが望ましいと言えます。

顔写真には3ヵ月以内に写真店で撮影したものを使用するようにしましょう。写真を撮る際は口角を上げ、背筋を伸ばして肩の力を抜くのがポイントです。写真店に行ってプロの写真屋さんに撮ってもらえば、人事担当者の目を引くような表情の写真に仕上がるでしょう。また、焼き増しもできるので何かと便利です。

上記の点を考慮して、スピード写真は避けたいところです。

2.提出年月日を記入する。書き忘れは致命的です。

履歴書には日付を必ず記入するようにしましょう。この記入欄をうっかり見落としていると、人事担当者は「大事な書類に書き忘れをするいいかげんな人物だ」と思われる恐れもあります。

なお、日付は郵送または持参する当日のものを記入しましょう。
「平成19年3月10日」といったように、西暦ではなく元号を使用し、算用数字で記入するのが一般的です。

当然ですが、履歴書の日付を書き直して使い回したりすることは厳禁です。
それだけであなた自身の信用を失うことにつながります。

3.連絡の取りやすい場所を明記する。携帯電話の番号も記入すること。

人事担当者は転職希望者へ電話をかけるタイミングに非常に気を使うものです。もしあなたが一人暮らしで平日昼間は留守にする場合、確実に連絡の取れる場所、時間などを明記しておきましょう。携帯電話を持っている場合は、電話番号欄にそちらの番号も記入しておきます。

また連絡方法、時間などで要望がある場合は、「通信欄」を使って「平日の昼間は携帯電話に連絡をお願いします」など、文章でその旨を書き込んでおきましょう。

4.義務教育は卒業年次のみ記入する。入卒年は間違えないこと。

小・中学校の義務教育については、「〇〇市立〇〇小学校卒業、〇〇市立〇〇中学校卒業」というように、卒業のみの記入で構いません。また、高校までは国公立か私立かも明記します。

高等学校、専門学校、短期大学、高等専門学校、大学については「〇〇大学法学部法律学科入学、〇〇大学法学部法律学科卒業」というように、入卒それぞれの年次とともに学部、学科までを省略せずに記入し、履修内容を明確にしましょう。

5.職歴は入・退社を漏れなく記入する。おおまかな職務内容が分かる程度に。

これまでにあなたが経験したすべての入社、退社歴を書きましょう。配属部署まで記入し、おおまかな職務内容を伝えられるようにします。退職理由は「一身上の都合により」という表現で構いません。
会社倒産など退職理由を簡潔に表現できるのであれば、書き添えましょう。
アルバイト経験については、志望職種に少しでも関連があるものは残さず記入しておきましょう。

6.資格は仕事に関連するもの、重要度の高いものから順に記入する。

資格の情報は、志望する企業や応募職種に関係のあるものの中から、重要度の高いものの順に記述していきましょう。記述するべき資格がない場合は、取得に向けて勉強中のものがあれば「○月に○○試験を受験予定」などと記入しておきましょう。
これによって、自己啓発を怠らない姿勢をアピールすることができます。

趣味・特技については、「読書。特に歴史小説が好きです」「暗記力。人の顔は一度見たら忘れません」など、ジャンルやレベルを具体的に書き添えることでアピールポイントにつながります。

7.本人希望記入欄でも自己PR。わがままな希望は書かないこと。

本人希望記入欄は、職務内容の希望を中心に記入するとよいでしょう。自分の能力的にできることを明記したうえで、入社後に何がしたいかを記入し、自己PRも兼ねてアピールしましょう。希望職種や給与額を書く欄があったとしても、わがままな要望は書かないこと。

この欄には求人広告に掲載されていた職種を書き、給与は「御社規定に従います」程度の記述に留めておきましょう。希望勤務地は限定せずに「首都圏を希望」などとある程度の幅をもたせて書いておきましょう。

志望動機の記入例

1.職種経験を生かした転職を目指す場合の記入例

同業種間での転職であれば、企業側は採用しやすいと考えることができます。

しかし、会社によって仕事の進め方は異なるため、希望職種の仕事内容を十分に調べたうえで、過去の経験がどの部分でどの程度生かせるかを具体的に考え、アピール材料にしましょう。

自分の言葉でしっかりと書くことで気持ちが伝わりやすくなります。

▼「住宅営業」から「住宅営業」へ

『顧客の要望を実現する住宅営業という職種にやりがいを感じてはいますが、今後は家だけではなく、住みやすい環境の提供にも取り組みたいと考えています。そこで、貴社が現在進めている街づくりプロジェクトに魅力を感じ、挑戦したいと思いました。』

▼「研究開発職」から「知財・特許部門」ヘ

『精密機器メーカーで研究開発に携わってきましたが、グローバルな視点で最先端技術に触れることのできる知財・特許業務に魅力を感じるようになりました。これまでに習得した技術は、知財・特許部門でも生かせるのではないかと考えています。』

▼「総務全般』から「人事職」ヘ

『資産・施設管理、給与、社会保険関連業務、採用など総務全般を経験してきました。特に採用業務を通して、人材の確保や教育制度づくりに興味を持ち、今後はスペシャリストを目指したいと思い、人事職に応募します』

2.業務経験を生かした転職を目指す場合の記入例

異職種に応募するなら職種経験のアピールはできません。そこで、職種を変える理由の説明に加えて、違う角度から仕事を創造していけるというアピールを心掛けましょう。

▼「技術職」から「営業職」へ

『SEとして制御系システムの開発に携わってきました。プロジェクトリーダーとして顧客と折衝する機会が増えるにつれ、提案営業に魅力を感じ、応募を決意しました。』

▼「販売職」から「商品企画」へ

『5年間、雑貸店で販売職に携わってきました。顧客へのアンケート調査や意見交換を行っていくうちに、世の中のニーズを素早くつかんで商品化する仕事をしたいと考えるようになりました。販売での経験をぜひ商品企画に生かしたいです。』

3.ハンディを感じる転職の場合の記入例

未経験、転職回数の多さはあまり気にせず、他人にはない経験としてアピールしよう。

▼商社から未経験である出版社の編集部へ

『商社で健康食品やサプリメントの輸入に携わっています。健康増進に役立つ情報を幅広く提供したいと考え、貴社の健康情報誌の編集職に応募しました。』

▼転職回数が多い場合

『オフィス家具、事務用品、OA機器と、異なる分野の営業を色々と経験してきました。そこで培った人脈や知識は、貴社のオフィスインテリア事業で生かせると思います。』

履歴書を書く際、ココにも気を付けよう

筆記用具は、万年筆か細字用のサインペンを使用しましょう。またコピーされることも想定し、インクは黒、読みやすい文字の大きさで書くよう心がけましょう。

小さな文字でぎっしり詰め込むのは厳禁です。文字は下手でも丁寧に書けば誠意が伝わります。
もし書き間違えてしまったら、修正液は使わずに新たな用紙に書き直すようにしましょう。

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